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徳島の設計事務所です。 建物全般の新築及びリフォームのデザインを行っております。

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〒770-8063 徳島県徳島市南二軒屋町2-3-3アーバンビル3F

作品紹介主に民間関係の作品から一部抜粋     
real estate


■リフォーム物件 


建物のリフォーム設計監理業務を行ってきた作品

吉本商店  伝統的町家の改造


建物概要


      所在    −小松島市
  家族構成 −夫婦
  構造    −木造在来工法2F
  面積    −延床面積 150.36u
           改造面積  88.97u
  竣工    −平成10年12月
         

 吉本商店は、古い町並みの中で長く醤油・味噌の醸造及び販売を営んでおり、建物は明治当時の町屋形式の姿を留める風格ある商家である。施主の若夫婦はその外観をそのまま保ちたいという思いから、新築ではなく改造を選択した。

 今回改造したのは、1階の奥二間と、2階全面である。1階は表座敷の床の間を取り除き、奥の間をLDKに変更して続き間とした。2階は軒高が低く、居室として十分な高さを取れなかったので、LDKの上を採光のため吹き抜けとし、他は板間の座式書斎と、寝室に改造した。

 着工前に薄暗かった各部屋は、数カ所のトップライトと、吹き抜け空間の高窓によって、明るくなった。また、改造によって姿を現した黒い梁は、歴史の深みを感じさせて、その存在を示しつつも空間に調和している。



Before リフォーム前

八帖の和室。壁を取り除き、隣の部屋と繋げて一つの広い部屋にします。

和室を別角度から見た写真。壁の漆喰は塗り直します。

屋根裏部屋。細かい仕切りを取り払い、吹抜けを設け、広い空間にします。

改装前は、味のある木造の骨格がほとんど建材で覆われていました。
今回のリフォームでは、木造の住宅独特の味わい深い造りへと改装します。

屋根裏部屋の工事中の様子。壁・床板を外すと、現在では入手困難な骨太な木造の柱や梁が姿を表しました。

一度火災で傷つき、左官の土塗り固めで補修されている梁。
土を取り除き、焼け焦げを磨き上げます。


                                     


After  リフォーム後

DK ダイニングキッチン

一つの部屋と階段・物置の部屋とを繋ぎ、ダイニングキッチン及び居間に。
キッチンの拡大写真。天窓を取り入れたキッチンは日の光をふんだんに取り入れ、こんなにも明るく!



階段 

リニューアルした階段。
階段下のスペースは棚と引き出を設置し、限られた空間を有効に活用しています。

「なんということでしょう」



吹き抜け 

二階の廊下だった部分を吹抜けに。
構造の梁や柱は磨き上げオイルステインで塗装しました。


一度火災に見舞われ黒焦げになってしまった黒くて大きな梁。
土で塗固められていたものを取除き、焼き焦げたを磨き上げ、見事に生まれ変わってます。
二階からダイニングキッチンを見下ろした様子。